ドンドンドンドン

トムが社会人の頃、習っていた合氣道。
創始者である大師匠は、トムよりも小柄な方で、実際にお会いして教わっていた頃は80歳を超えておられ、車椅子と杖を使ってのご指導でしたが、いつもツヤと笑顔と氣魄が素晴らしい方でした。

ご自身の体験をもとに、現代人が誤解していたり忘れている格言なども引用しながら、心と身体の使い方を教えて下さいました。

「情けは人のためならず」は、「人に情を掛けて甘やかすことは人のためにならない」ではなく、「人にかけた情けは、自分に返ってくる。つまり、自分のためなのである」ということ。「たらいの水」を例えに、桶に入った水を自分の方へ引き寄せようとすると、水は自分の反対側へ。逆に、手前の水を自分の向こう側へ押しやると、自分の方へ戻って来る、と。

小林正観さんの「投げ掛けたものが返ってくる」という宇宙の法則ですね。

そして、「下を見て感謝し、上を見て努力する」という言葉からは、江戸時代の民衆を治めるために権力者が都合良く使った「文句を言わずに常に努力し続けろ」という捉え方よりも、「感謝」についてお話し下さいました。
「例えば、今、歩けないのであれば、手が動くことに感謝しなさい」と。
大師匠は車椅子生活でしたから、まさに「感謝」についてご自身の状態からのご説明でした。

広く世間を知る機会が少ない子供ほど「感謝出来ることでも、それに氣が付けない」確率が高いわけですが、小さな頃から「今、足りていないこと」に目が向いてしまうことがクセになると、ドンドンドンドン「足りていない」現象を呼び寄せてしまう😨
反対に、「今、感謝できること」に氣付けると、「感謝ができる」幸せな機会が増えて、ドンドンドンドン「幸せな」現象を引き寄せることができる🤗

幸せな人生を歩む上で、一番大切なことかも知れませんね。

さ、今日も自分の身の周りをホメて、感謝出来ることに氣付いて、ますます幸せに行きましょう♪