徳について

トムが、社会人になることが出来て、最初にお世話になった会社は、「社徳」を提唱していました。「人に人徳があるように、社徳のある会社に」と。

バブル景気の最中に提唱されていたのですが、愚直に本業に取り組み、浮利は追わなかったことで、バブル崩壊後には大きな痛手を負わずに済んだ会社でした。

トムが本社に居た頃に、その社徳を提唱されていた社長さま(当時は相談役)から、徳についてのお話をマンツーマンでお伺いするというとても貴重な機会がありました。

「トムさん、『徳』という漢字の左側の部首は、『行動する』ということですね。」
「そして右側の『心』の上にある造りは、じつは『直』という感じが横になったものだそうです。旧字体では、心との間に一本、線があるんですね。」

「だから、トムさん、『素直な心』を実践すること、が『徳』なんですね。」
と、30歳前後だった若造に対しても、とても優しく丁寧に諭して下さったのでした。

偉そうな雰囲気や威圧的なムードは全く無い方でして、そこが魅力的で素敵で、まさに人徳のある方ですね🤗
そういえば、経営の神様と言われる松下幸之助翁も、「素直な心」を大切にされていましたね。

大きく見せようと取り繕うことも無く、スネたり、ひねくれることもなく、今日も、自分に素直な心で、軽く・明るく歩んで行きましょう😄